青虫君は蝶になるって知らないから、蝶になれる♪

夢や目標が見つからなくて、動けないでいるあなたへ。

噂によると、どうやら、>青虫君は将来自分が蝶々になるんだって知らないらしいですよ。

青虫君は、生まれた時にはすでに両親が他界していて、自分の両親が蝶々だってわからないんですって。

めだかは大きくなってもめだかなので、めだかの学校にはめだかの先生がいてます。

でも、青虫君は大きくなったら蝶々になって飛び立つので、

大人の青虫さんがいないから青虫の学校と言うのが存在できません。

だから、先生から「あなたは大きくなったら蝶々になるのよ」と教えてもらう機会もありません。

目の前の葉っぱがなぜだか無性に食べてしまいたくなるのでそれを食べる。

ただそれだけ!

それが良かったんですね~♪

もし、もしもですよ。

自分が蝶々になるって知っていたら、

「少しでもきれいな蝶々になるために、葉っぱだけじゃなく綺麗な花びらも食べよう」

なんて考えるかもしれません。栄養無いし~。

「スマートな蝶々になるために、なるべくダイエットしておこう」

なんて考えるかもしれません。体力無くなるし~。

「今から羽ばたく練習をしておこう

なんて考えるかもしれません。意味無いし~。

将来の事を考えずに、

今目の前のことを一生懸命やっているから良いんです。

そしたら、時期が来たら、今度は無性に口から糸を吐きたくなるんです。

「うわ!なんやこれ!?めっちゃ口から糸吐きたい!今までこんな気持ちなった事無いわ。

あ~!糸吐きたいなぁ。吐いちゃおうかなぁ。えーい吐いちゃえ~~」

こうしてさなぎになるんです。

青虫君の時にいっぱいいっぱい葉っぱを食べて、さなぎになる体力が付いたら

次にやりたい事が湧いてくるんです。

もし自分がさなぎになるって知ってたら、どうでしょう?

「あなたは蝶々になるために、一度さなぎになります。そしてさなぎの中で身体がドロドロに溶けてし

まいます。そのあと蝶々として生まれ変わるんですよ」

って教えられていたら、おそらく半分くらいの青虫は

「身体がドロドロに溶けるなんてイヤダぁ」とか

「そんなん怖すぎ~」とか

「僕、青虫のままで充分幸せやし」

などと言ってさなぎになるのを拒絶するのではないでしょうか?

将来どうなるかなんて考えずに、今目の前のことに一生懸命打ち込む

夢や目標があるか無いかなんかよりも、実はこの事の方が大切なのかもなぁ

『青虫君は蝶々になるって知らないから、蝶々になれる

のかも知れないね。