僕には、二人の息子がいます。
小学1年生と4年生。
長男が生まれる少し前に
障害を持って生まれてきた少年が書いた詩が最初に載っている。
中学生になったその少年を背負うお母さんの愛に
負けないくらいの愛を持って
我が子を育てようと決めたんだ。
実はそれまで、子供はあんまり好きじゃなかった。
うるさいし、
しつこいし、
汚いし。
生まれた我が子を見て
なんてかわいいんだと思った。
生まれたての赤ちゃんは笑うことはないらしいけど、
誰が何と言おうと、うちの子は生まれた日
ずっと笑ってた。
僕が、抱いて育てようと思った。
だから、ほとんどベビーカーに乗せていない。
どこに行くのもずっと抱っこで出かけた。
赤ちゃんが座れるウエストバックを見つけたので
首が据わってからは、ウェストバックが彼の指定席になった。
その頃、まだ仕事が今みたいに忙しくなく
ずっと一緒にいれたんだ。
共働きだったので、1歳から保育所に預けたんだけれど
自営業だったから、午前中にどどどどど～～～～っっっ！！って
仕事をスーパーサイヤ人のごとく片づけて
すぐに保育所にお迎えに行くの。
いっつも保育所に一番にお迎えに行くんだけれど
歩いてお迎えに行って、そのまま道草くって帰るので
徒歩5分くらいの距離をなんだけれど、帰るのに1時間くらいかかっちゃう。
面白いね。子供は。
昨日も咲いていた花に今日も感動して
テントウ虫におびえて
葉っぱを集めて喜んでる。
色んなところへいっぱいいっぱい出かけて行った。
今、仕事が順調になってきて
京都の自宅に子供を残して、東京の事務所にいることが多い。
先月と今月は20日間も東京なんだ。
こうやって今日のように、仕事の合間で予定が少ない日。
とても穏やかですがすがしい天気の日。
僕が東京の事務所にいて、
京都で息子がカギっ子になってるのかと思うと
とても心が痛むんだ。
子供が学校から帰宅するときに
「おかえり」って言うためだけに
日帰りで帰っちゃおうかな？
なんて真剣に手帳とにらめっこしたりしてる。
帰宅して、おなかすかしてないかなぁ？
おやつは健康的なもの食べてないやろうなぁ。
って思ってしまう。
一生懸命働くことってなんだろう？
って思ってしまう。
ちゃんと稼いで、
子供に不自由をさせないこと。
それも父ちゃんの役目。
一緒にいて遊びたいけど、
もうそろそろ一緒に遊んでくれなくなる日が近いし。
父ちゃんの役目は遊ぶことだけじゃないんだよなぁ。
父ちゃん頑張って働いてまっせー！
明日帰りまーす♪
